【 シリーズ① はしか(麻疹)】
はしかは生後6ヶ月までは、母体からの移行抗体のために感染を防げるが、それ以後は伝染力が強く、移ればほとんどすべてが発病する。したがって、予防接種をしなければ一生のうちにいつかは罹患する可能性が高く、かかれば現在でも重い病気である。しかし、一度かかれば終生免疫を得る。
症状
感染の機会があって10日前後で発病する。
《 前駆期(病気の始まり)》
発熱、せき、鼻水、結膜炎などの症状や、結膜の粘膜感染症状(カタル症状)がでる。せきがだんだん強くなり、嘔吐を伴うこともある。結膜炎では涙が出たり、まぶしかったりする。
発疹出現の前後2〜3日前に口の中の両ほお粘膜の臼歯の横部分に、周囲に発赤を伴う栗粒の白斑(コプリック斑)が認められるのが、はしかの症状である。
《 発疹期 》
カタル症状が2〜3日続いた後、高熱と耳の近くから始まり全身に広がる発疹が現れる。咳は続き、発疹がある上に、目もしょぼしょぼして見えにくい。
原因
発疹の出る4日前頃から発疹が出ている間の、患者から排出されるウィルスが感染源である。
はしか(麻疹)の経過
潜伏期間10〜12日
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