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【 シリーズ③ 猩紅熱・溶連菌感染症 】

猩紅熱は幼児、学童に多く見られる発疹症で、季節では秋から冬にかけて多かったが、現在では季節を問わず認められる。猩紅熱の形をとらない咽頭・扁桃炎も発疹などを除けば同様の症状で、猩紅熱と同様に化膿性の合併症、リウマチ熱や糸球体腎炎などの後遺合併症があるのできちんとした抗生物質療法を受ける必要がある。

 

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症状

突然、高い熱が出て、寒気、咽頭痛などのほか、頭痛、吐き気、腹痛を伴うことがある。その後,全身に鮮紅色の小さな発疹が散在したりあるいは寄せ集まって出現する。発疹は特に首の周り、わきの下、股、おしりに強く出る。顔では口の周囲には発疹がなく、口の周囲が青白く(口囲蒼白)見えるのが特徴である。咽頭・扁桃は真っ赤に充血し、扁桃には浸出物を伴うことが多い。舌ははじめ、白いこけのようなもので覆われ、やがてそれが取れ舌乳頭が赤く目立つ、いわゆるいちご舌になる。

発疹にはかゆみや痛みを伴うことがあり、やがて皮膚が細かい米ぬかのように落ちる。また、手のひらや足の裏、手足の指先の皮膚が幕のように一皮むけることもある。咽頭・扁桃炎では発疹、皮膚の落屑などを伴わない。微熱程度で咽頭痛などの症状も目立たない場合がある。乳児では鼻かぜのような症状が続くことがある。

 

 

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原因

感染は家族内や集団での密接な接触により、のどや鼻からの飛沫を介して起こる。感染して症状が出るまでは1〜7日かかる。

 

 

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猩紅熱の経過

 

潜伏期間1〜7日

 

猩紅熱の経過

 

 

 

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