【 シリーズ④ 気管支ゼンソク 】
発作的に呼吸困難を繰り返す病気で、乳児には少なく、１〜２才ころから多くなる。
症状
特徴は、息を吸うよりも吐くのが困難になることで、ヒューヒューというような音が聞こえ、横になっていられなくなり、座って肩で息をするようになる。せきは発作時にはないことが多いが、連続的に出ることもある。発作は夜になるとひどくなることが多い。
原因
家の中のほこり、花粉、カビ、繊維などに体が過敏になっているものが多く、アッレルギー疾患の代表的なものである。しかし、発作はアレルギー反応だけでは説明できない点も多い。気候の変化、精神的な緊張、かぜ、大気汚染などが誘因となる。
治療
まず、原因をさがすことが大切で、どんな時に発作が起きたかで、だいたいの見当がつけられ、皮膚反応その他で確かめられることがかなりある。
発作には精神的な影響が多いので、過保護は禁物である。周囲で騒ぎすぎると、発作がますますひどくなることが多い。子供の気管支ゼンソクは、自然治癒の傾向がかなりあり、思春期前後になると発作が軽くなり、あるいはまったく起こらなくなるものが多い。そのまま成人のゼンソクに移行するものは２０〜３０％といわれている。
また、発作対策として、呼吸練習法、呼吸調整法、ゼンソク体操、体位排痰法などがあるが、できれば医師の指導により適当なものを選択して、また、方法の指導も受けて家庭で実行する。
※ ご質問やご相談がございましたらいつでもご連絡ください。
全国どこの病院・医院・歯科医院等の処方せんもうけたまわります。
