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【 シリーズ⑧ 流行性耳下腺炎 】

流行性耳下腺炎は生後6ヶ月までは母体からの移行抗体のために感染を防げる。耳下腺、顎下腺などの唾液腺の腫れと圧痛と特徴とする感染症である。膵臓、睾丸、卵巣や髄膜、脳の炎症を合併することも多い。

 

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症状

37〜38度の発熱とほぼ同時に、耳の後下方の耳下腺がはれてくる。はれは片側だけのときも両側のときもある。顎下の唾液腺の片側あるいは両側のはれを伴うことがあり、耳下腺の膨張がなく顎下腺ははれだけのときもある。はれた唾液腺には圧痛を伴うことが多い。1週間前後で発熱や唾液腺の腫れはほぼ消退する。

膵臓炎、睾丸炎、卵巣炎などを伴うことがあり、膵臓炎を伴えば腹痛を訴える。髄膜炎を合併することがあり、この場合は39度を超える発熱と、頭痛、嘔吐、意識障害などを伴う。

 

 

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原因

流行性耳下腺炎ウィルスが患者のくしゃみやせきによる飛沫に含まれ空気感染する。潜伏期間は2〜3週間である。幼児、学童の間で流行する。唾液腺がはれている間は感染性があるので集団生活は避ける。

 

 

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治療

耳下腺がはれて痛み、熱のあるときは安静に寝かせる。耳下腺がはれているとき、唾液の分泌が悪く、物をかむと痛むので、あたためた牛乳、おかゆ、スープなど流動食を与え、すっぱいものや刺激物は避ける。

 

 

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流行性耳下腺炎の経過

 

潜伏期間14〜24日

 

流行性耳下腺炎の経過

 

 

 

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