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【 シリーズ⑨ 手足口病・ハルパンギーナ 】

手足に水疱ができ、口の中に粘膜疹ができることから名づけられたもので、夏かぜの一種である。コクサッキーウィルス、エンテロウィルスによって起こり、飛沫感染で、夏に幼児の間で流行する。

 

 

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《手足口病》

潜伏期間は4〜5日で、突然手足に水疱疹とアフタ性口内炎のような口腔内粘膜疹ができる。水疱疹は手の甲や手のひら、足の裏や表、指の間にも認められる。

ほかに膝関節付近や、臀部に赤みの強い小丘状紅斑を伴うこともある。咽頭も赤くなるが、口内疹はヘンパンギーナのように軟口蓋に生ずることはなく、ほお粘膜や舌などに広く分布する。発疹は約1週間で消える。

発熱はない場合も多く、あっても38度前後で1〜3日間である。口内炎に痛みを伴うときは、プリン、アイスクリーム、おかゆ、とうふなど刺激のない口当たりの良い食物を好みに応じて与える。

 

 

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《ヘンパンギーナ》

発熱と軟口蓋付近に限局した口内炎を伴う夏かぜの一種で、コクサッキー、エコーなどのウィルス感染で起き、飛沫によって感染する。

突然発熱し、咽頭痛、嘔吐、腹痛、倦怠感などが見られる。年齢が低いほど熱が高い傾向があるが、熱は1〜3日間ほど続く。

口内疹ははじめ水疱で、すぐに破れて潰瘍になり、周囲が赤くなる。口内疹の数は数個のことが多く、できる場所は軟口蓋、口蓋帆が主であるが、扁桃、口蓋垂、咽頭壁などにできることがある。ここの口内疹が癒合することもある。口内疹は5〜6日で消える。

鼻水、咳などは伴わないことが多い。咽頭痛があるときは酸味の強いものなど刺激物を避け、口当たりの良い流動食やプリン、牛乳などを与える。

 

 

 

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