【 シリーズ⑩ 咽頭炎・気管支炎 】
《咽頭炎》
咽頭炎や扁桃腺は、ウィルスによる気道感染(かぜ)の一部として起こる場合と、細菌感染による場合がある。
症状
急に高い熱が出て始まることが多い。のどの痛み、特に物を飲み込むときに痛いことが多い。しばしば乾いた咳を伴う。
《気管支炎》
大部分はウィルス性で細菌感染の加わっていることもしばしばある。
症状
かぜの咳が次第に強くなる。はじめは乾いた咳で、分泌物が増えると湿った感じの咳になる。早朝や就寝直後など温度が変化するときに多い。発熱は全然ない場合と、高熱を伴う場合とある。呼吸困難は普通の気管支炎にはない。
治療
気管支の粘膜がはれ、分泌物が増えているので,咳止め(咳の反射を抑えるものが多い)をむやみに使うと、分泌物が気管支にたまり、細菌感染を起こしやすくなることがある。市販の風邪薬も、これに抗ヒスタミン剤の加わったものが多く、気道が乾いて痰が出にくくなるものが多い。むしろ気管支を広げたり,痰を柔らかくして出しやすくする薬のほうが効くことが多い。
普通は1週間くらいで治る。咳だけが1ヶ月以上も残ることもよくあるが、子供では慢性または反復性気管支炎になりやすい。
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