【 シリーズ⑪ ゼンソク様気管支炎 】
子供の特殊な型の気管支炎で、乳児期によく見られ、かぜをひくとゼイゼイ言って呼吸が苦しくなる。ごく一部は、乳児期に始まった気管支ゼンソクと考えられるものもあるが、大部分は本当のゼンソクとは関係がなく、3才くらいまでには治ってしまうものが多い。かぜをひくと気管支が異常に多くの分泌物を出す体質が関係すると考えられ、ゼンソクのようなアレルギー反応とはあまり関係がないものが多い。
症状
かぜを引くとゼイゼイして呼吸が苦しそうに見える。気管支ゼンソクのように息を吐くのが苦しくなることはあまりない。せきは全然でないことも、かなり多いこともある。多少の発汗を伴うことが多い。肺炎に進むことは少ないが、呼吸困難の強いときや発熱の続くときは注意を要する。
原因
痰を出やすくすることが大切で、気管支を広げる薬や、痰を薄めて出やすくする薬が主に使われる。
体の水分が不足すると痰が濃くなり、出にくくなるので、家庭では水分を多く与えることが必要である。
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